雑草~記者魂~

フリージャーナリストによる徒然ジャーナル

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

社会と向き合う若者たち ~K君の場合~

その青年は、街で見かける同世代の学生よりもこぎれいな格好で、話しを聞くまでは
ごく普通に就職をしていく一人だと思っていた。

K君は、いま都内の一流私立大学の3年生。
周囲の学生が氷河期といわれるなか必死で就活に駆け回る姿を横目に、早々と留年を決めてしまった。
その理由は成績が足りなかったということではない。本人の意思によるものだ。
「この先の状況がどうなるかは分からないけど、氷河期といわれているこの時期に無理に就職しても、ほんとに自分が活かせる会社に出会える確率は低いですよね。しかも内定切りのリスクや入ってからの条件を考えると、急いで自分の将来を決める必要もないなと思うんですよね。」

彼はいま家庭教師をいくつかかけもちで抱えている。ちょっとしたサラリーマンの初任給を上回る収入があることも、留年を踏み切らせた理由だという。
「留年した分の授業料は自分で払います。一応1年の延長のつもりですけどね。新卒のタイミングを動かしただけですよ。」

逆に、やりたい仕事、行きたい企業を聞いてみた。
「ぼくは、ゲームやネットが好きなんです。一日中やってても飽きない。自分でいうのもなんですけど、かなり詳しいほうだと思います。自分なりにこうしたらいいのにということも考えているので、そんな部分が活かせる仕事につきたいですね。ゲーム会社とか、ネットサービスの会社ですね。いい出会いがあるまでは、いまのバイト続けててもいいかなくらいに思ってますよ。」

4年間で学校を卒業してすぐに社会に出ることが半ば常識のように踏襲されてきた。これまでも、社会に出る前に海外にでる若者はいたし、やりたいことが見つからずにフリーターと称してアルバイトを続けて自分探しをする若者もいた。しかしK君のような、いわゆるエリート学生たちが、自分と会社の関係や就職のタイミングを、自分でコントロールしようとすることには、会社との関わり方の変化のきざしを感じる。会社側も、学生とのマッチングに対して、もう少し柔軟な対応をとってもいいのではないか。
スポンサーサイト

コメント

K君は「小林流星 」ですか?

  • 2009/04/12(日) 22:37:58 |
  • URL |
  • #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://takamiyan.blog22.fc2.com/tb.php/1-31137e2f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。